肩の痛み

肩は身体の中でも最も可動範囲が広い関節の一つであり、複雑な構造を持っています。そのため痛みが出やすい関節ともいえます。
加齢やスポーツ、仕事による過度な使用、外傷、姿勢の悪さなどが原因となる他、関節リウマチや変形性関節症の場合もあります。
いわゆる四十肩、五十肩も放置すると痛みのために夜寝られないなど日常生活に著しく支障をきたすこともあるため、早めの受診をおすすめします。

考えられる病名:肩関節周囲炎、肩腱板損傷、肩関節脱臼、肩インピンジメント症候群、肩関節炎など

首の痛み

首は重たい頭を支える重要な部位になります。いわゆる寝違いや事故によるむち打ちといった痛みの他、デスクワークや長時間のスマートフォン使用、姿勢の悪さなど現代生活における様々な要因が原因となる痛みもあります。痛みや手の痺れ、力の入りにくさ、首の動きに制限が出ている場合などは早めの受診をおすすめします。

考えられる病名:頸肩腕症候群、変形性頚椎症、頚部椎間板ヘルニア、頚椎症性脊髄症、頚部脊柱管狭窄症など

腰の痛み

腰の痛みは、多くの人が一度は経験する一般的な症状です。デスクワークや長時間の立ち仕事、スポーツ動作によるストレス、重い物を持つ作業など、日常生活の様々な場面で発生する可能性があります。いわゆるギックリ腰や、転倒による腰の骨折などで急に激痛に襲われ、生活に支障が出ることもあります。痺れ、足の脱力感がある場合なども、早めの受診をおすすします。

考えられる病名:筋筋膜性腰痛症、腰椎椎間板症、腰椎すべり症、腰椎分離症、腰部椎間板ヘルニア腰部脊柱管狭窄症、変形性腰椎症、腰椎圧迫骨折など

膝の痛み

膝は体重を支える重要な関節であり、歩行や運動、日常生活において頻繁に使用されるため、様々な要因で痛みが発生することがあります。最も多いのは加齢とともに関節軟骨がすり減ることで、骨同士が直接子擦れ合い、痛みや炎症が生じる、変形性膝関節翔があります。腫れや熱感がある場合や、歩けないほどの痛みがある場合は早めの受診をおすすめします。

考えられる病名:変形性膝関節症、半月板・靱帯損傷、骨壊死、骨軟骨炎など

スポーツによる痛み

スポーツによる痛みには、明らかな受傷起点がある外傷や、使いすぎによって少しずつストレスが積み重なることで痛みが出るスポーツ障害があります。患部の治療だけでなく、各スポーツに必要な身体機能やスポーツ動作の改善を図ります。また、パフォーマンス向上や再発予防の為のトレーニングを行っていきます。

考えられる病名:捻挫、骨折、疲労骨折、腱炎、腱鞘炎、外側上顆炎、肉離れ(筋挫傷)、野球肘、野球肩など

交通事故・労働災害による痛み

交通事故は、突然の衝撃によって、身体に多大な負担をかけ、多くの痛みや痺れなどを引き起こすことがあります。いわゆるむち打ち(頚椎捻挫)が代表的ですが、事故直後の急性期の痛みから、少し時間をおいて出始める慢性的な痛みまで、さまざまな形で現れます。
労働災害では転倒、転落や重機による事故、交通事故などが含まれる場合もあります。
交通事故や労働災害に関わる必要書類があればお気軽にご相談ください。

考えられる病名:頚椎捻挫、骨折、打撲・挫傷、脱臼、靭帯損傷、神経損傷など

その他の痛み

上記の他にも、身体中で関節と呼ばれる部位は痛みが出やすいです。
股関節、足関節、足指の関節、手の指、手首、肘などさまざまですが、放置すると他の部位に負担をかけてしまう可能性もあるため、おかしいな、と思ったら早めの受診をおすすめしております。

考えられる病名:変形性股関節症、股関節唇損傷、大腿骨頭壊死、外反母趾、扁平足、ばね指、手根管症候群、腱鞘炎など

【当院で行う検査・治療】

検査:問診、画像診断(X線、エコー)、痛みの箇所・程度の検査、可動域検査、筋力検査、神経学的検査など

※M R I、C Tなどが必要と判断される場合は、撮影可能な病院へ紹介状を書かせていただきます。
治療:安静指導、薬物療法、注射療法、理学療法、装具療法など。 ※保存療法で効果が見られない場合や、重度の損傷がある場合には手術が検討されます。当院から手術が可能な病院へ紹介状を書かせていただきます。